こんにちは、よたろうです。
今回は川崎市麻生区の九郎明神社を紹介します。
データ
「黄瀬川の対面」の途上で一夜を過ごす
境内に掲げられている由緒によると、源義経が駿河国の黄瀬川に陣を敷いていた源頼朝の下に駆けつける途中、この地で一夜を過ごしたとのいわれがあるそうです。
その際、村人たちから歓待を受けた義経は謝礼として小刀と鉄扇を贈ったとのことですが……恥ずかしながら「鉄扇」というのが何だかよく分からず、ドラクエ4でマーニャが装備する「てつのおうぎ」を思い浮かべてしまいました。。。
参考までにちょっとだけ鉄扇の説明を。
鉄扇とは
鉄扇は武家社会のおり、刀を持てない場所などにおいて護身用に携帯した鉄でできた扇子です。
上司などの家に上がる場合などは刀を持って行けませんでした。当時はたとえ上司といえども、いつ何時切りかかられるかわかりませんでしたので、自分の身をまもるために護身用として鉄扇を携帯していた人もいました。
その当時の鉄扇は、主として中の扇子部分のない鉄だけでできたものを使っていたようです。
(後略)
※ 鉄扇について | 鉄扇・扇子の扇八郎 様より引用させていただきました。
閑話休題。話を戻しましょう。
写真をご覧いただいてもお分かりかと思いますが、この九郎明神社の周囲は鬱蒼とした竹林になっています。
そこまで広くはない境内ですが、足を踏み入れると心が落ち着くというか、ベタな言い方をすると「癒しの空間」といった佇まいです。訪れたのは6月の雨上がりの日で、鳥居をくぐるまではちょっと蒸し暑くもあったんですが、青々とした竹林に囲まれた境内はほんのり涼しく、ちょっとした異世界体験でした。
ちなみに、小田急多摩線の五月台駅からここへ至る道程は住宅街の細い道になります。マップのアプリを参照しながらであれば迷うことはないとは思いますが、この看板を見落とさないようご注意ください。