すべての道は鎌倉に通ず

「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐるブログ

【源義経ゆかりの地】九郎明神社(川崎市麻生区)

こんにちは、よたろうです。

今回は川崎市麻生区の九郎明神社を紹介します。

データ

  • 名称:九郎明神社
  • 祭神:源九郎判官義経
  •    伊弉那岐命(いざなぎのみこと)
  •    菅原道真
  • 訪問日:令和4年6月12日

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「黄瀬川の対面」の途上で一夜を過ごす

境内に掲げられている由緒によると、源義経駿河国の黄瀬川に陣を敷いていた源頼朝の下に駆けつける途中、この地で一夜を過ごしたとのいわれがあるそうです。

鬱蒼とした竹林に映える赤い鳥居

詫び寂びの極みといった風合いの社殿

その際、村人たちから歓待を受けた義経は謝礼として小刀と鉄扇を贈ったとのことですが……恥ずかしながら「鉄扇」というのが何だかよく分からず、ドラクエ4マーニャが装備する「てつのおうぎ」を思い浮かべてしまいました。。。

鍋いっぱいの里芋を振舞われたのでしょうか

参考までにちょっとだけ鉄扇の説明を。

鉄扇とは

鉄扇は武家社会のおり、刀を持てない場所などにおいて護身用に携帯した鉄でできた扇子です。
上司などの家に上がる場合などは刀を持って行けませんでした。

当時はたとえ上司といえども、いつ何時切りかかられるかわかりませんでしたので、自分の身をまもるために護身用として鉄扇を携帯していた人もいました。

その当時の鉄扇は、主として中の扇子部分のない鉄だけでできたものを使っていたようです。

(後略)

※ 鉄扇について | 鉄扇・扇子の扇八郎 様より引用させていただきました。

閑話休題。話を戻しましょう。

写真をご覧いただいてもお分かりかと思いますが、この九郎明神社の周囲は鬱蒼とした竹林になっています。

映え写真を狙って失敗

そこまで広くはない境内ですが、足を踏み入れると心が落ち着くというか、ベタな言い方をすると「癒しの空間」といった佇まいです。訪れたのは6月の雨上がりの日で、鳥居をくぐるまではちょっと蒸し暑くもあったんですが、青々とした竹林に囲まれた境内はほんのり涼しく、ちょっとした異世界体験でした。

自然に還ってしまいそうな苔生した狛犬

ちなみに、小田急多摩線五月台駅からここへ至る道程は住宅街の細い道になります。マップのアプリを参照しながらであれば迷うことはないとは思いますが、この看板を見落とさないようご注意ください。

もう少しあと少し...

アクセス

神奈川県川崎市麻生区古沢497
小田急多摩線 五月台駅から徒歩約10分
駐車場なし