こんにちは、よたろうです。
今回は足柄下郡真鶴町の貴船神社を紹介します。
データ
「頼朝の腰掛石」が建立される神社
毎年7月27日と28日の両日に例大祭である「貴船まつり」で有名な貴船神社は、平安時代の寛平元年(889年)の創建と伝わっています。
以前は海沿いにあったそうですが、関東大震災の後に水害を避けるために高台に遷座されたとのことで、当時としては全国でも珍しい鉄筋で建立されています。
この貴船神社の「貴船まつり」は、大阪天満宮の「天神祭」、厳島神社の「管弦祭」と並ぶ「日本三大船祭」の一つとされているそうです。
近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止または規模縮小となってしまっていますが、「貴船まつり」で画像検索をすると派手な装飾の船が海を渡る「海上渡御」という神事の雰囲気が分かりますので、ぜひググってみてください。
貴船まつり - Google 検索 ←こちらでご覧いただけます。
さて、ここから徒歩10分足らずのところには石橋山の戦いで敗れた源頼朝が身を隠したという「しとどの窟」があります。
この貴船神社の境内にはその「しとどの窟」付近から移設されたものと伝わる「頼朝の腰掛石」が奉納されているのですが……
この石で「頼朝一行が休息したと伝わる」とされてはいるものの、ひと目見て「"腰掛石"って、これにどうやって座るのよ?」との疑問を禁じえませんでしたが、真鶴町のWEBサイトを見てみたところ「現場では水平だったものを垂直に立て、「腰掛石」として設置してあります」とありました。
ちなみに、貴船神社の公式サイトを見ても境内の由緒書きを見ても、源頼朝がここで祈願をしたといった類の記述はなく、ここを【源頼朝ゆかりの地】として紹介してよいものか否か迷いましたが……
上記のリンクにもあるとおり、真鶴町が公式にこの貴船神社を「源頼朝ゆかりの地」としているのでヨシとすることにします。
「せっかく現地を訪れて写真まで撮ってきたんだし、勿体ないから記事にしたい」という、貧乏性丸出しの思いが無かったかと言えば嘘になりますが(笑)