こんにちは、よたろうです。
今回は熱海市の伊豆山神社を紹介します。
データ
源頼朝が源氏再興を祈願した「はじまりの地」
永暦元年(1160年)、平治の乱に敗れて敗走中に近江国で平氏に捕らえられたものの池禅尼の助命嘆願によって伊豆国に流刑となった源頼朝が、この伊豆山神社で源氏の再興を祈願したと伝わっています。
源頼朝が平氏を討ち滅ぼして鎌倉幕府を樹立すると、この伊豆山神社(伊豆山権現)と箱根神社(箱根権現)を「二所権現」とし、歴代将軍や幕府の要人による「二所詣」が行われるなど、東国の守護神として絶大なる信仰を集めたとされています。
また、伊豆山神社といえば源頼朝と後に妻となる北条政子が逢瀬を重ねた場としても有名で、本殿の脇には頼朝と政子の大きなイラストが掲げられていました。
境内には他にもハート型の枠におみくじを結びつける「こころむすび」という鳥居や、頼朝と政子が愛を語らったと伝わる「腰掛石」などがあり、社務所で売られているお守りや数々のグッズを含め、頼朝と政子にあやかった縁結び色を前面に押し出している印象でしたね。
なお、この伊豆山神社の本殿からハイキングコースとなっている山道を1時間ほど登ったところに本宮がありますので、お時間と体力に余裕のある方はチャレンジしてみてください。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、源頼朝の挙兵に際して政子や実依、りくら北条方の女性陣が寺女として匿われたり、伊藤祐親の命で殺された頼朝と八重の息子である千鶴丸を弔う石塔があったりと、伊豆山神社は物語序盤の鍵となる場所として幾度となく登場しています。
実は私がこのゆかりの地めぐりのブログを開設するにあたって、まず最初に訪れたいと思ったのがこの伊豆山神社でした。実際に訪れるまでにはなんやかんやでブログ開設から2か月以上かかりましたが(笑)