すべての道は鎌倉に通ず

「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐるブログ

【源頼朝・北条政子ゆかりの地】蛭ヶ島公園(伊豆の国市)

こんにちは、よたろうです。

今回は伊豆の国市にある、蛭ヶ島公園を紹介します。

データ

  • 名称:蛭ヶ島公園
  • 訪問日:令和4年7月10日

www.city.izunokuni.shizuoka.jp

流人時代の源頼朝が過ごした地

平治の乱で父・源義朝が殺され、平清盛の継母である池禅尼の助命嘆願によって一命をとりとめて伊豆国に配流された当時14歳の源頼朝が、34歳で平氏打倒の兵を挙げるまでの20年間を過ごしたのが蛭ヶ小島とされています。

三嶋大社宮司の書による石碑

その蛭ヶ小島とされる地は現在は蛭ヶ島公園として整備されていますが……史実としては「伊豆国に配流された」と記録されているのみで、「蛭ヶ小島」「蛭ヶ島」というのは江戸時代以降の史料にしか記述はなく、「流人時代の源頼朝蛭ヶ小島で過ごした」という真偽のほどは明らかではないそうです。

公園内の茶屋も「源頼朝配流の地」を前面押し

今日、「蛭ヶ小島」といえば、ランドマーク的な存在として「蛭ヶ島の夫婦(ふたり)」という銅像があります。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を紹介するテレビ番組や書籍等々でこの像をご覧になったこのある方も多いのではないでしょうか。

すっかり有名になった「蛭ヶ島の夫婦(ふたり)」

治承元年(1177年)に31歳の源頼朝と21歳の北条政子が結ばれた頃の姿とされる、富士山を眺めるように配置されたこの像は、平成15年(2003年)の作とのこと。割りと新しめなんですね。

若き日(源頼朝 31歳)

この日は曇りで富士山は見えず

ちなみに、陸地でありながら蛭ヶ小島(蛭ヶ島)という地名なのは、往時は近くを流れる狩野川の中州が点在しており、その一つがこの蛭ヶ小島であったと考えられているようです。

この蛭ヶ島公園から歩いて10分ほどのところには「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」がありますので、大河ドラマ館の開催期間(~2023年1月15日)に当地を訪れるご予定の方がいらっしゃいましたら、ぜひセットでご覧いただくことをお勧めします。

kamakura13.hatenablog.com

アクセス

静岡県伊豆の国市寺家334
伊豆箱根鉄道駿豆線 韮山駅から徒歩約10分
駐車場あり