すべての道は鎌倉に通ず

「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐるブログ

【北条泰時ゆかりの地】成就院(鎌倉市)

こんにちは、よたろうです。

今回は鎌倉市成就院を紹介します。

データ

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北条泰時鎌倉幕府の鎮守として創建した寺

成就院は「鎌倉七口」の極楽寺切通の途中にあり、鎌倉幕府第三代執権・北条泰時が承久元年(1219年)にかつて空海弘法大師)が諸国巡礼の折に100日間の修業を行った跡地に創建したと伝わっています。

安政3年(1856年)頃に建てられた本堂

極楽寺駅方面からも長谷駅方面からも長い石段を登ることになりますが、山門前から長谷駅方面を臨むと由比ガ浜を一望でき、ここが往時には鎌倉を守る要所であったことが偲ばれます。

山門まで辿り着いて長谷駅方面を臨むと……

由比ガ浜を眺め下す絶景が

成就院不動明王は縁結びにご利益があるそうで、本堂前の不動明王像は成就院公式で「携帯電話やスマートフォンで写真を撮って待ち受けにするとご利益がある」と謳われています。

この写真を保存して待ち受けにしてもいいですよ

一口に「縁結び」といっても、恋愛や結婚に関することのみならず、人間関係や仕事、お金など様々なご縁を結んでいただけるとのことですので、成就院を訪れた際はぜひお参りしてください。

また、成就院には文覚上人の木像が伝わっており、その姿は「日本のロダン」とも称される彫刻家・荻原碌山の作品に大きな影響を与えたと言われていて、境内にはその模像(ブロンズ像)が置かれているのですが……残念ながらその写真を撮りそびれてしまいました。。。

気になる方は「成就院 文覚上人荒行像」で画像検索して、丸みを帯びてちょっと可愛らしい像の画像をご覧になってみてください(→ こちらからご覧いただけます)。

嬉々としてこんな写真は撮ってたのに……

ちなみに、成就院は紫陽花の美しさでも有名なお寺さんでしたが、2019年に創建800年を迎えるにあたって実施された参道の修復工事の際にその大半が宮城県南三陸町に移植されたとのことで、最盛期の姿を見ることはできなくなってしまいましたが、それでもまだ50株ほど残った紫陽花が初夏の参道を彩っているそうです。

鎌倉で紫陽花といえば明月院長谷寺が有名ですが、かつて「三大紫陽花寺」の一つに数えられていたこの成就院のこと、時々でいいから……思い出してください。

アクセス

神奈川県鎌倉市極楽寺1-1-5
江ノ島電鉄 極楽寺駅から徒歩約3分
駐車場なし