こんにちは、よたろうです。
今回は京都市伏見区の醍醐寺を紹介します。
データ
阿野全成が修行を積んだ密教寺院
醍醐寺は山上の上醍醐から山下の下醍醐から成る壮大な寺院で、約4万点にも上る多くの国宝や重要文化財を有する、真言宗醍醐寺派の総本山です。平成16年(1994年)に「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されています。
平治元年(1159年)の平治の乱で、父・源義朝が敗死したことで7歳にして出家させられた今若丸(後の阿野全成)が修行を積んだ地としても知られており、治承4年(1180年)に以仁王の令旨が出されたことを知って秘かに抜け出すまでの約20年間、この地で過ごしたとされています。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第7回「敵か、あるいは」で新納慎也さん演じる阿野全成が「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!急急如律令!ごう!」と九字真言を唱えて風を起こさんとする初登場するシーンはなかなかに衝撃的(笑劇的?)でしたよね。
厳しい修行によって風を起こすことができるようになるかどうかは定かではありませんが(笑)、醍醐寺は修験道の寺院としても知られており、現在でも山岳修行が行われています。
なお、醍醐寺は山の頂上付近の上醍醐と、麓にある下醍醐という大まかに2つのエリアに分かれていますが、上醍醐と下醍醐は険しい山道で隔てられていて、徒歩で1時間ほどかかる道程になります。
上醍醐にも国宝や重要文化財である建物がありますので、訪れようとお考えの方は時間に余裕をもって、万全の装備とコンディションで臨んでください(今回は時間が無かったので上醍醐へは行きませんでした)。
下醍醐には本坊にあたる三宝院と伽藍があり、拝観料を納めることでこれらのエリアを散策することができます。
醍醐寺は桜の名所としても知られていますが、私が訪れたときはまだ少し早かったようで蕾の状態でした。大変な混雑になるとは思いますが、満開の時期にもぜひ訪れてみたいですね。
アクセス
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
京都市営地下鉄東西線 醍醐駅から徒歩約12分
駐車場あり(有料)