こんにちは、よたろうです。
今回は高松市にある、義経の弓流しを紹介します。
データ
- 名称:義経の弓流し
- 訪問日:令和5年4月22日/23日
義経が海中での戦いで落とした弓を拾い上げた伝説
平家物語の「弓流(ゆみながし)」に描かれた、「義経弓流し」や「義経の弱き弓」などとして知られる有名なエピソードがあります。
源氏軍を率いる源義経は、勝ちに乗じて馬の下腹が浸かるほど海中に打ちいって戦ううちに弓を海に落としてしまいます。すぐそこに平家の兵がいるため部下たちは「弓はお捨てください」と止めるも、義経は忠告を無視して危険を顧みずに弓を拾いあげます。
※この屏風図は「源平合戦の主な登場人物の看板」の一部として屋島寺の近くに掲示されています。
陣へ帰還後、部下たちは口々に「命に代えることはできません、どうかあんな危険なことはやめてください」と義経の行動を非難しますが、義経は「総大将の弓がこんな貧弱なものだと分かれば敵に笑われるのが悔しいから命懸けで拾ったのだ」と答えました。
部下たちは義経の深い考えを知り、感じ入った……とされていますが、この「弓流し」の碑が相引川を挟んだ東西の両岸にあります。
まずは東岸側にある「義経の弓流しの跡」。気を付けていないと見落としてしまうほどひっそりと建っています。
そして西岸側は溜池の淵に金属製の解説板があります。
東西どちらも書いてある内容はほぼ同じですが、なぜ東西両岸の二か所に解説板が設置されているのかは分かりませんでした。
ちなみに、上掲の位置関係を示した地図で、東岸側の「義経の弓流しの跡」のすぐ上に「おうどん 瀬戸晴れ」との表記がありますが……この瀬戸晴れさんのうどんがとても美味しかったんですよ。
こういうその土地の美味しいものをいただくのも、取材を兼ねた旅行(旅行を兼ねた取材かな?)の醍醐味です。