こんにちは、よたろうです。
今回は中郡大磯町の六所神社を紹介します。
データ
「富士川の戦い」の論功行賞が行われた地
六所神社は、崇神天皇元年(594年)または61年(624年)頃の創建とされ、元々この地にあった柳田大明神社に、相模国の一宮から四宮まで、および五宮格の平塚八幡宮の祭神を合祀し、六社の神を祀ったことから「六所神社」と呼ばれています。
※一宮=寒川神社(寒川町)、二宮=川勾神社(二宮町)、三宮=比々多神社(伊勢原市)、四宮=前鳥神社(平塚市)
鎌倉時代には源頼朝が篤い敬神の念を寄せ、富士川の戦いに向かう途中で戦勝を祈願し、戦に勝利した後は北条時政ら戦功を挙げた25名への論功行賞が行われたと伝わっています。
その他にも、頼朝から妻である北条政子の安産祈願に神馬を奉納されたり、東海道の総社ならびに国分寺の復興を命じた際にこの六所神社も修復を受けたりと、源頼朝に関連した様々な記録や謂れが残っており、また、戦国時代には後北条氏や徳川家康らの崇敬を集めたそうです。
ちなみに、主祭神である櫛稲田姫命が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に命を狙われた際に、助けに現れた素盞嗚尊の力になりたいと自らの姿を「湯津爪櫛」に変え、それを髪に挿して霊力を得た素盞嗚尊はみごと八岐大蛇を退治した……という伝説から、この六所神社には「湯津爪櫛(ゆつつまぐし)」という櫛を模したお守りが有名です。
まぁ、「有名です」などと言ってはいますが、私はここを訪れて初めて湯津爪櫛を知ったんですけどね(笑)
一,女性が身に着けると、あらゆる厄災・災難の身代わりとなり、御神縁の良縁の道が開かれます
一,女性から男性に真心籠めて贈ると、男性に霊力が湧き困難打開の道が開かれます
一,男性から女性に真心籠めて贈ると、「かけがえのない大切な女性」の証となります(六所神社 WEBサイトより引用)
このように源頼朝をはじめとした武家の崇敬を集め、また、神々の高い御神徳と強い霊力が籠められたお守りをいただくことのできる六所神社は「大磯のパワースポット」と呼ぶことができるのではないでしょうか。
……私個人的には「パワースポット」という表現は対象地を安っぽくしてしまう感じがしてあまり好きではないのですが。。。