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「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐるブログ

【源頼朝・畠山重忠ゆかりの地】佐助稲荷神社(鎌倉市)

こんにちは、よたろうです。

今回は鎌倉市の佐助稲荷神社を紹介します。

データ

  • 名称:佐助稲荷神社
  • 祭神:宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
  •   :大己貴命(おおあなむちのみこと)
  •   :佐田彦命(さるたひこのみこと)
  •   :大宮女命(おおみやめのみこと)
  •   :事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 訪問日:令和4年12月10日

sasukeinari.jp

源頼朝畠山重忠に社殿を創らせた神社

佐助稲荷神社は、伊豆の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝が病の床に臥せっていた際に、夢枕に立った「かくれ里の稲荷」と名乗る老翁に平家討伐の挙兵を促され、その神託に従って平家を討って鎌倉幕府を開いた後、御家人畠山重忠に命じてかつて夢枕に立った「かくれ里の稲荷」の祠を探し当てさせ、そこに社殿を創建して祀ったのがはじまりといわれています。

とっても「映える」連なる朱塗りの鳥居

鳥居の連なる参道の先にある拝殿

この「佐助稲荷神社」という名は、稲荷の神が、右兵衛権佐に任ぜられ「佐殿」と呼ばれていた源頼朝を助けた、つまり「佐殿を助けた稲荷の神」に由来しているのだそうです。

他にも上総介・千葉介・三浦介という3人の「介」の屋敷があったことから「三介ガ谷」と呼ばれていたものが、「さんすけ→さすけ」と変化したという説もあるようですね。

吾妻鏡をはじめとした史料には佐助稲荷神社に関する記述はないそうですが……個人的には「佐殿を助けた」説が洒落ているのでこちらを推したいです(笑)

境内には参拝者が奉納した無数の白狐が

大袈裟でなく「至る所に」白狐が納められています

なお、この佐助稲荷神社は、源頼朝を挙兵へと導いて征夷大将軍にまで登り詰めるキッカケをつくった稲荷の神様を祀っていることから別名「出世稲荷」と呼ばれ信仰を集めています。

ちなみに、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて、源頼朝の命を受けて「かくれ里の稲荷」を探索した畠山重忠のイラストが入った限定デザインの御朱印が参拝者に提供されていましたが……残念ながら私が訪れたときには既に用意した分の配布を終えてしまったとのことで、いただくことは叶いませんでした。。。

こちらは梶原景時が描かれた御霊神社の限定御朱印

「鎌倉殿の13人」ファンとしては手に入れておきたかったところですが、神職さんのお話によると、大河ドラマ畠山重忠が滅ぼされた回が放送された9月のシルバーウイークあたりから急激に出はじめ、10月にはなくなってしまったそうです。

畠山重忠の人気たるやいかばかりか、ちょっと甘く見てしまっていたようですね(笑)

アクセス

神奈川県鎌倉市佐助2-22-12
江ノ島電鉄 長谷駅から徒歩約30分
駐車場なし