こんにちは、よたろうです。
今回は横浜市保土ヶ谷区の和田稲荷を紹介します。
データ
和田義盛の夢枕に立つ観音様のお告げで建立
源頼朝から鎌倉幕府の初代侍所別当に任ぜられ、数々の武功を立てた和田義盛。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では横田栄司さんが好演し、権謀術数渦巻く鎌倉において裏表のない豪胆な性格で、どこか憎めない「癒し系」として視聴者の人気も高いですよね。
大河ドラマで和田義盛に興味を持って色々と調べてみると、相鉄線の和田町駅のある「和田町」という地名は和田義盛に由来しているとのこと。私は長年相鉄線の沿線で生活をしていますが、まったく知りませんでした。。。
さっそく訪ねてみたところ、お社にはこの和田稲荷の縁起の書かれた額が掲げられていましたが、ところどころが擦れて読むことができません……
が、お隣の真福寺さんでこの縁起の写しをいただけるとの貼り紙があったので、さっそく伺っていただいてきました。
これによると、和田義盛が治承年中(1177年~1181年)に源頼朝が白根不動へ参籠(神社や仏寺などに一定の期間昼夜こもって祈願すること)するお供についた道中でこの地で宿を取り、夢枕に立った十一面観音から「お稲荷様を信じれば願いが叶いますよ」とのお告げを受けたことを源頼朝に話したところ、喜んでこの地を与えられ、文治元年(1185年)の神社が完成したとのこと。
その後、建久4年(1193年)に源頼朝が狩りでこの地を訪れた際にこの神社を参拝し、ここを「和田稲荷」と名付けた……ざっくりとではありますが、こんなことが書いてありました。
白根不動といい、和田町といい、幼いころから慣れ親しんだ場所が実は源頼朝やその御家人たちと縁が深いっていうのは、不思議というか面白いというか。「鎌倉殿の13人」は、私に地元に対する興味を駆り立ててくれます。