こんにちは、よたろうです。
今回は、寒川町観光協会主催の "鎌倉殿一の御家人 景時ゆかりの地「寒川」歴史探訪ツアー" に参加した様子を紹介します。
データ
- イベント名:鎌倉殿一の御家人 景時ゆかりの地「寒川」歴史探訪ツアー
- 開催日:令和4年6月18日
https://www.samukawa-kankou.jp/?p=we-page-event-entry&event=430721&cat=23156&type=event
特別な梶原ツアー
寒川神社で有名な寒川町は、鎌倉幕府の御家人たちによる排斥運動で鎌倉を追われた梶原景時の所領であったことから、「梶原景時ゆかりの地」として様々なイベントを開催しています。
中でも今年に入って今回で12回目の開催となる、寒川町の観光ボランティアガイドさんたちの案内によるこの「梶原ツアー」は人気が高く、毎回定員を上回る参加申し込みがあるとのこと。
今回は昼食に「梶原景時の御膳」をいただき、さらには寒川神社の正式参拝に参加できるという「特別な梶原ツアー」とのことで、申し込んでみたところ見事に当選!(定員30人に対して93人の申し込みがあったそうです)
ということで、今回の記事はいつもの「ゆかりの地めぐり」ではなく、ツアー参加レポートとしてお送りいたします。
まずは、梶原景時の屋敷跡へ。「屋敷跡」といっても建屋そのものがどこにあったかはハッキリとは分かっていませんが、この辺り一帯が東京ドーム2個分ともいわれる広い敷地であったそうです。
また、この碑のすぐ近くには梶原景時の一族郎党の墓とされる「伝 梶原七士の墓」、および能や歌舞伎でも演じられる「箙(えびら)の梅」で知られる梶原景時の長男・梶原景季のレリーフがあります。
当ブログは「"鎌倉殿の13人"ゆかりの地をめぐるブログ」というコンセプトであるため、江戸期の「大山詣り」に関するエピソードや、昭和初期に水道が整備されたことを伝える「水道記念館」については割愛をさせていただきますが、ボランティアガイドさんたちのお話を聞きながら歩くこと約2時間あまり。いよいよ寒川神社参集殿でお昼ご飯です。
今回いただく「梶原景時の御膳」は、寒川神社参集殿の料理長が中世史の専門家による時代考証のアドバイスを経て、鮭や鮎、粟や鮑といった食材を現代風にアレンジしたものだそうです。
~お品書き~
- 塩引き鮭と蕪の葉ご飯
- 鯛と粟麩金山寺味噌
- 鮑の姿煮
- 地鶏麹焼
- けんちん汁
- 海老の艶煮
- 丸ごと鰯の山椒煮
- 里芋たまり煮
- 昆布佃煮
- 南京と湯葉の炊き合わせ
- 茄子の煮浸し
- 杏子甘煮
- 鮎煮浸し
- 芋がら当座煮
- 青味色々
そして、昼食後は寒川神社の本殿で正式参拝。これまでも何度か通常の八方除け祈願のご祈祷を受けたことはありますが、巫女さんたちによる剣の舞などが披露される「正式参拝」というのは初めてでした(社殿内での写真撮影は禁止のため写真はありません)。
その後、本殿の裏手にある神嶽山神苑(かんたけやましんえん)を散策して全行程を終了。朝9時に出発して、解散となったのは14時50分頃でした。
けっこうな距離を歩いたので、日頃の運動不足もありだいぶ疲れはしましたが、とても充実した時間を過ごすことができましたよ。「鎌倉殿の13人」を見るまで鎌倉時代に対する興味も知識もありませんでしたが、こういったイベントを楽しめるようになったのは三谷幸喜さんのおかげと言えるかもしれません(笑)
御菓子処 豊月堂さん
ちなみに、散策のコースにも入っていた「豊月堂」さんという和菓子屋さんで、「景時まんじゅう」と「景時最中」をお土産に買って帰りました。
とても気さくなご主人で、店内に飾ってある中村獅童さんからのお手紙の写真を撮ったり、ブログに掲載させていただくことも快諾していただきました。
帰宅してからいただきましたが、お味のほうは景時まんじゅうが粒あん、最中が白あんでどちらも上品な甘さでした。寒川神社からはちょっと離れていますが、参拝の折にはぜひお立ち寄りください(ダイレクトに宣伝)。