こんにちは、よたろうです。
今回は横浜市金沢区の瀬戸神社と琵琶島神社を紹介します。
データ
【瀬戸神社】
【琵琶島神社】
源頼朝・北条氏・徳川家康の崇敬を集めた神社
瀬戸神社は、源頼朝が源氏再興を祈願するなど篤く崇敬していた三嶋大社をこの地に勧請したのがはじまりとされています。
この瀬戸神社には鎌倉時代から伝わる数多くの文化財が保存されていますが、中でも鎌倉幕府第3代将軍・源実朝が愛用し、実朝の死後に母である北条政子が奉納したと伝わる「陵王(りょうおう)」と「抜頭(ばとう)」という2つの舞楽面が有名で、いずれも国の重要文化財に指定されています。
鎌倉時代以降も金沢北条氏や鎌倉公方(室町幕府が設置した鎌倉府の長官職)、後北条氏といった歴代の権力者による手厚い保護をうけて信仰されてきましたが、中でも徳川家康は社領百石を寄進するなど篤く崇敬していたといいます。
北条政子が瀬戸神社の真向かいに創建した神社
また、瀬戸神社から国道16号線を挟んだ真向かいには、源頼朝が瀬戸神社を創建した際に、北条政子が夫に倣って日頃信仰していた琵琶湖の竹生島弁財天を勧請し、瀬戸神社の前面の海中に島を築いて創建したと伝わる琵琶島神社があります。
「琵琶島」は島の形が楽器の琵琶ににていることからそう呼ばれるようになったそうですが、琵琶湖に浮かぶ竹生島の竹生島弁財天を勧請したとのことなので、掛詞になっているんでしょうね。
創建当時は瀬戸神社と海中に浮かぶ琵琶島神社との間には橋が架かっていたようですが、現在は陸続きになっています。
また、琵琶島神社の参道の入り口には福石と呼ばれる石が鎮座しています。
古来よりこの石の前で物を拾うと福が授かるということで「福石」とされていますが、源頼朝が琵琶島神社を参拝する際にこの石に脱いだ服を掛けて禊祓をしたことから「服石」とも呼ばれているそうです。
ちなみに、瀬戸神社も琵琶島神社も京浜急行の金沢八景駅から至近で交通アクセスは抜群ですが、駐車場はありません。瀬戸神社の公式サイトによると近くのイオン金沢八景店の駐車場が利用可能とのことですので、車でお越しの方はこちらをご利用ください。
アクセス
【瀬戸神社】
神奈川県横浜市金沢区瀬戸18-14
京浜急行 金沢八景駅から徒歩約3分
駐車場なし(イオン金沢八景店の駐車場利用可)
【琵琶島神社】