すべての道は鎌倉に通ず

「鎌倉殿の13人」ゆかりの地をめぐるブログ

【安達盛長ゆかりの地】無量寿院跡(鎌倉歴史文化交流館)(鎌倉市)

こんにちは、よたろうです。

今回は鎌倉市にある、無量寿院跡(鎌倉歴史文化交流館)を紹介します。

データ

  • 開館時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
  • 観覧料:大人 400円/小人 150円
  • 休館日:日曜・祝日、年末年始、展示替え期間など
  • 訪問日:令和4年12月10日

www.city.kamakura.kanagawa.jp

大河ドラマの背景を学べる安達盛長の邸宅跡地

現在、鎌倉歴史文化交流館のある無量寺谷(むりょうじがやつ)には、安達氏の菩提寺である無量寿院や安達盛長の屋敷があったと考えられています。

鎌倉駅からはちょっと離れた坂の途中にあります

無量寿院は京都の泉涌寺(せんにゅうじ)の末寺で、吾妻鏡には安達盛長の孫である安達義景の十三回忌の仏事が執り行われたことが記されています。

鎌倉歴史文化交流館中庭の無量寿院跡

この鎌倉歴史文化交流館の敷地内の発掘調査では鎌倉時代後期の池の跡や礎石が見つかり、安達氏に関連する遺構である可能性が指摘されているんだそうです。

ここから2kmほど離れたところにある甘縄神明神社安達盛長の屋敷跡とされていますが、近年の研究ではこの無量寺谷のほうが有力と考えられているようですね。

kamakura13.hatenablog.com

この無量寺谷の安達盛長の邸宅には源頼朝も度々訪れていたとのことで、鎌倉幕府創立後も深い主従の絆で結ばれていたことが窺えます。

安達盛長は頼朝の死後は出家し、新しい鎌倉殿である源頼家を支える「十三人の合議制」の一人として幕政にも参加しましたが、頼朝の死の翌年、主君の後を追うように亡くなりました。

ちなみに、鎌倉歴史文化交流館には鎌倉時代に関する数多くの展示があり、館内におけるそのほとんどの写真撮影が可能であるなど、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にハマってこんなブログを書いている私のような者にとっては聖地のような場所といえます。

畠山重忠の「赤糸縅大鎧」(模写)

源平合戦図屏風

この鎌倉歴史文化交流館では、源頼朝が建立し、後の火災で焼失して再建されなかった永福寺の姿を3DCGで再現したVRシステム「VR永福寺」も楽しむことができますので、鎌倉時代と鎌倉の歴史に興味のある方はぜひ訪れてみてください。

アクセス

神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-5-1
JR・江ノ島電鉄 鎌倉駅から徒歩約8分
駐車場なし