こんにちは、よたろうです。
今回は藤沢市にある、伝 源義経首洗井戸を紹介します。
データ
- 名称:伝 義経首洗井戸
- 訪問日:令和4年5月28日
源義経の首を洗い清めたと伝わる井戸
文治5年(1189年)、源頼朝によって鎌倉を追われた源義経は奥州平泉の衣川で自害したといわれています。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、菅田将暉さん演じる源義経が藤原泰衡の手勢に追い詰められながらも、武蔵坊弁慶ら郎党が応戦するのを嬉々として眺める様が「最期の姿」として描かれました。義経の自害も「弁慶の立ち往生」もなく、悲壮感を1ミリたりとも感じさせずにすべてを察せさせる三谷幸喜さんの脚本には脱帽ですよね。
鎌倉に届けられた義経の首桶を抱いて頼朝が慟哭する姿は大河ドラマ史上でも指折りの名シーンではなかったでしょうか。私はBSプレミアムとNHK総合とで2回見て2回とも号泣し、翌日は目を腫らして会社に行きましたよ(笑)
ただし、吾妻鏡によると鎌倉に届けられた源義経の首は梶原景時と和田義盛によって首実検がなされたのみで、頼朝がその首を実際に目にすることはなかったようです。
義経の首は片瀬の浜に捨てられた後、潮に流されて川を遡り、村人に拾われてこの井戸で洗い清められたと伝わってはいるようですが……いくら頼朝の怒りを買ったにせよ、義経ほどの人物の首が埋葬もされずに捨てられたっていうことはない気がするのですが、「史実」はともかく「事実」を知る術はありませんからね。。。
ここから北へ5分ほど歩いたところにある白旗神社、南へ同じく5分ほど歩いたところにある弁慶塚等々、鎌倉から10kmほどの距離にあるこの地には源義経、および武蔵坊弁慶にまつわる伝承が数多く残されています。
いずれのスポットも最寄りの小田急江ノ島線・藤沢本町駅から徒歩5~10分ほどで、アップダウンの少ない平坦な道程ですので、お散歩がてら巡ってみてはいかがでしょうか。