こんにちは、よたろうです。
今回は茅ヶ崎市にある、弁慶塚を紹介します。
データ
- 名称:弁慶塚
- 訪問日:令和4年5月30日
もう一つの弁慶塚
国道1号線の鳥井戸橋交差点にある、鶴嶺八幡宮の参道の大鳥居をくぐってすぐ右手に、この弁慶塚があります。
弁慶塚といえば、藤沢市に武蔵坊弁慶の首を祀った「八王子社」跡である弁慶塚がありますが……
今回紹介するこちらの弁慶塚は、源頼朝が相模川に架かる橋を渡った帰路に源義経・源行家一族の亡霊に驚いて落馬し、重傷を負ったことが原因で死去したいう逸話を聞いた里人が、義経一族の霊を慰めるために作ったとされています。
※源頼朝の死にまつわる史跡(旧相模川橋脚)に関する記事を書いていますので、よろしければこちらもご覧ください。
また、ここから歩いて10分ほどのところには主君である源義経の霊を慰める御霊神社がありますが、こうして従者である弁慶の碑もあるというのに、義経とともに源頼朝の前に亡霊となって現れたとされる源行家を祀る寺社や碑は、残念ながらこの辺りにはありません。
そういえば、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第19回「果たせぬ凱旋」で、杉本哲太さん演じる源行家が退場となるシーンでこんなナレーションがありましたね。
源行家。彼を味方をつけた者は、必ず負けるという死神のような男。鎌倉方に捕まり、首をはねられるのは、これより少し後のこと。
何だかずいぶんな扱いでしたが、実際の十郎叔父も実は面倒くさい人物で、相模国の里人たちにもリスペクトされていなかったが故に祀られていないのでは……などと考えると不憫でなりません。
……って、弁慶ゆかりの地の記事なのに後半はほとんど源行家に関することばかりになってしまいましたね。反省。。。
アクセス
神奈川県茅ヶ崎市浜之郷843付近
※民家の敷地内ですので、迷惑にならないようにご注意ください。
JR 茅ヶ崎駅から徒歩約25分
駐車場なし(近隣に有料駐車場あり)